テニスは「メンタルのスポーツ」とよく言われますが、ジュニア選手にとって一番のサポーターであるママ・パパの関わり方は、技術指導以上に大切かもしれません。
元保育士としての経験と、日々コートで奮闘する娘を支える母としての実感を込めて、家庭で今日から始められる「心のトレーニング」をご紹介します。

こんにちは!せりぃなです。
練習ではあんなに調子がいいのに、試合になると体がガチガチになってしまう……。
ミスをした後に肩を落として、そのままズルズルとポイントを落としてしまう……。
そんなわが子の姿を見て、「もっと強い心を持って!」と歯がゆい思いをしたことはありませんか?
実は、メンタルの強さは才能ではなく、日常の「言葉の習慣」で育てることができるんです。
今回は、親子で「勝ち癖」をつけるための3つのステップをご紹介します。
緊張を「ワクワク」に変える魔法の言葉
試合前、子供が「緊張する…」と不安そうにしていたら、何と声をかけますか?
「緊張しなくて大丈夫だよ」と否定するのではなく、今の状態をポジティブに再定義してあげましょう。
【魔法の変換】
「ドキドキするのは、体が戦う準備を始めた証拠だよ!」
「緊張してるってことは、それだけ本気なんだね。かっこいい!」
「緊張=悪いこと」ではなく、「緊張=エネルギーが溜まっている状態」だと教えてあげてください。
「ドキドキしてきた!」と言われたら、「おっ、エンジンがかかってきたね。ワクワクするね!」と返してあげるだけで、子供の脳は不安を期待へと変換しやすくなります。
ミスを引きずらない!元保育士が教える「切り替えスイッチ」
テニスにミスは付きもの。
大切なのは「ミスをしないこと」ではなく、「ミスした後にどう振る舞うか」です。
【切り替えスイッチの作り方】
保育現場では、子供の気持ちを切り替えるために「ルーティン」をよく使います。
これをテニスにも応用しましょう。
- 物理的なアクション:「ミスをしたら一度ガットを整える」「空を見上げて深呼吸する」「お気に入りのリストバンドを触る」など
- 家庭での練習:練習中から「今のミスは、この動作でリセット!」と親子で遊び感覚で練習しておくと、試合という極限状態でも自然にスイッチが入るようになります。
親子で「交換ノート」を始めて変わったこと
わが家では、最近「テニスノート」を交換日記風にアレンジして始めました。これが、娘のメンタルに驚くほど良い影響を与えています。
【交換ノートのポイント】
- 親は技術的なダメ出しをしない:ノートは「反省文」ではなく「自信を貯める場所」にします。
- 「できたこと」を3つ書く:どんなに小さなことでもOK。「大きな声を出せた」「最後まで走った」「挨拶がしっかりできた」。
- ママからの「承認」:「あの時のボレー、勇気があって素敵だったよ」と、親の目から見た「心の成長」を文字にして残します。
文字として残ることで、試合前にノートを見返したとき、「これだけ頑張ってきたんだ」という揺るぎない自信に繋がります。
まとめ:親の役割は「最高の安全基地」であること
子供がコートで戦っているとき、親ができる最大のメンタルトレーニングは、「勝っても負けても、あなたの味方だよ」という安心感を与え続けることです。
家が「ダメ出しをされる場所」ではなく、「エネルギーを充電できる場所」になれば、子供は失敗を恐れずにチャレンジできるようになります。
まずは今日の練習後、お子さんの「よかった探し」から始めてみませんか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
編集後記
交換ノート、実は私のストレス解消にもなっているんです(笑)。口で言うとつい熱くなって「あそこはね!」と指導が入りがちですが、書くことで一度冷静になれるので、親子関係も穏やかになりました。