
血流が悪い女性の多くは、ドロドロして流れないのではなく血不足であることをお伝えしました。
血不足により全身に、十分な量の酸素や栄養が運ばれなくなると
あらゆる症状や病気につながるだけでなく、心にも深刻な悪影響を及ぼすことになります。
血流が悪くなる本当の理由💡
『あなたは、毎日を気持ちよく過ごせているでしょうか?』
快調とは言えない、どこかしら、何かしら不調であるという毎日を過ごしていないでしょうか💦
例えば
- 朝起きるのがだるい
- 起きた瞬間から疲れている
- 日中はぼーっとして、やる気が出ない
- 夜は眠れずにイライラする
- 体は冷え、生理になればい痛い
- 不調からネガティブ思考になって、どんどんマイナスな言葉が口をついてしまう
- それが嫌で体に良いことをして調子を良くしたはずなのに、 やめるとすぐにまた不調になる
💡このような状態に該当する場合も、一部当てはまる場合も
体の土台である血流を整えることが出来れば、短期間で毎日を気持ち良く、笑顔で過ごせるようになるでしょう✨
血流を改善するためには、まず血流が悪くなる本当の理由を知る必要があります。
血流が悪くなる本当の理由
- 血が作れない
- 血が足りない
- 血が流れない
そしてこの3つの原因には、順番があり①,②,③の順で起こります。
例えば…
血が作れない人が、血が流れない人 向けの改善法に取り組んでも上手くいきません。
血流改善は原因に合わせて順番に取り組んでいくことが大切です。
そしてこの3つの原因それぞれは、漢方の体質と密接に結びついています。
1番目の血が作れない状態は気虚体質(ききょ)
2番目の血が足りない状態は血虚体質(けっきょ)
3番目の血が流れない状態は気滞瘀血体質(きたいおけつ)
もし自分が、どれかに当てはまっていてもがっかりしなくていいわ✨
なぜなら自分がどの体質かを知ることができれば、その体質に合った不調の解決法をすればいいもの😊🎵

特に女性の悩みや不調の多くは、未病と呼ばれる病気手前の状態であり、病院では根本から治すことができません。
だからこそ、自分で解決しなければなりませんし、自分で改善することはいくらでも可能です💡
そしてその改善法は、何度も繰り返しているように単に血流をよくすればいいのです。
血流が良くなると体質そのものの改善に繋がります。
それでは3つの体質をこれから順番にご紹介します。
血が作れない気虚体質について
血が作れない体質のことを漢方では気虚と言います。
血が作れないということは、血が不足し血流が悪化するそもそもの原因を引き起こします。
血が作れないなんて😰💦💦…

どうして血が作れなくなってしまうのでしょうか?
その理由は胃腸にあります💡💡
食べ物を消化し、栄養を吸収して体に取り入れてくれているのが胃腸です。
その胃腸の力が正常ではなく、弱っている状態だと機能を十分に発揮することができなくなり、何を食べても栄養を吸収することができなくなります。
どんなに良い食事やサプリメントなどをとっても、胃腸がうまく働かず吸収できていないのであれば、その効果を感じることはできないでしょう。
気虚体質に当てはまるかどうかチェックしてみましょう🔎
これから挙げる症状に2つ以上該当する場合は、『やや気虚体質』の傾向があります。
4つ以上該当する場合は、『気虚体質』だと考えられます。
【気虚体質チェック】
- 疲れやすい
- 風邪をひきやすい
- 足がむくみやすい
- トイレが近い
- よく息切れがする
- 軟便、下痢がある
- 冷え性
- 声が小さい
- 胃もたれしやすい
- 満腹まで食べる
- 新陳代謝が悪い
- 朝食が欲しくない
- やる気がでない
- 決めたことが続けられない、すぐに諦めてしまう
このように身体の不調では、とにかく胃腸の不調が目立ちます。
栄養が吸収できないとエネルギーも作り出せないので疲れやすく、だるくなり、やる気も出なくなります。血流を増やし、不調を解決するためには順番として、まず気虚体質を改善しなければいけません💡
胃腸が元気になり、たくさん血が作られ全身に栄養を運べるようになると…
やる気がみなぎり、今よりもずっと前向きに問題に取り組めるようになるでしょう💪
そうなると後は、血がどんどん作られて、もっともっと体調が良くなり、やる気がますます出るという好循環が訪れます✨
血が足りない血虚体質について
2つ目の血が足りない血虚ついてご紹介します。
気虚体質が改善され、血が作られるようになってくると自然と血は増えていきます。
しかし女性の場合は、生理という形で毎月 血液を失っているため、もっと積極的に血の原料を食事から摂る必要があります。
しかし 生理で毎月100㎖もの血液を失い、常時貧血にならざるを得ないような状況であるにも関らず、血液の原料となる鉄分は常に不足しています。
昭和22年に国が統計を取り出してから、1日に必要とされる鉄分量を一度も取れたことがないほど、日本人女性の血液の原料不足は深刻だそうです
💀💧
血虚体質に当てはまるかどうかチェックしましょう🔎
2つ以上該当する場合は、『やや血虚体質』の傾向があります。
4つ以上該当する場合は、『血虚体質』だと考えられます。
【血虚体質チェック】
- 動悸がする
- 爪が薄い、割れやすい
- 物忘れが多い
- 顔色が白い、ツヤがない
- 乾燥肌、カサカサ
- 生理不順
- 抜け毛、白髪が多い
- 立ちくらみがある
- かすみ目、疲れ目がある
- 手足のしびれ、 筋肉の痙攣がある
- 眠れない、熟睡できない
- 耳鳴りがある
- 不安なにりやすい
- 自分に自信が持てない
いくつ当てはまったかにゃ~?

特に子宮・卵巣系は血で満たさ れていないと非常に弱ってしまいます。
女性は婦人科系のトラブルのある場合は、まず 血虚体質だと言えるでしょう。
漢方で血は、血液だけでなく栄養も含んだ概念だとお伝えしました。
血が足りていないということは、全身が栄養不足になってしまいます。
それが、血色が悪い・カサカサ乾燥する・シワが出やすくなるといった症状につながり、老化が促進されます😥
しかも血虚改善しない限りは、どんなに高い化粧水や美容クリームを使っても効果が実感できなくなります。
化粧品というのは、肌にある栄養素を活用して美肌やアンチエイジング効果を引き出すからです 。
そして血虚の人の心は、漠然と不安を感じていて解決しても解決しても安心が訪れることがありません。
全身の細胞は、血液があってはじめて酸素や栄養というものを受け取ることができます。
血流不足により、それが滞ると個々の細胞は自分が活動するのに不可欠なものが届かなくなるのを感じます。
すると当然細胞も不安になります💦
細胞レベルで不安を抱え続けているのですから、いつまでたっても心の不安が消えなのも納得ができるでしょう。
血虚を改善し、十分な量の血がしっかりと全身を巡るようになると婦人科系のトラブルなどの体の不調が無くなり、外見的にも美しくになります😊✨
血は女子力そのものなのね💪💕

そして漠然と感じていた不安もいつのまにか消えていき…
自分に自信が持てるようになるでしょう✨
血が流れない気滞瘀血体質について
全身の血の巡りが悪くなっている状態を漢方では、『気滞瘀血』と言います。
残念なことに気虚、血虚を改善し、血を増やしても血流が良くならない場合もあります。
その原因はストレスです。
体があらゆるストレスを感じ、脳からストレスホルモンが分泌されることで全身の血管が縮こまり、血流が流れにくくなってしまうからです。
次のチェックリストに2つ以上該当する場合は『やや気滞瘀血体質』の傾向があります。
4つ以上該当する場合は『気滞瘀血体質』だと考えられます。
【気滞瘀血体質チェック】
- 口の中に苦い味がする
- 下痢と便秘を繰り返す
- 偏頭痛がよく起きる
- 喉に物がつえた感じがする
- 生理前におなかや胸が張る
- ため息よくつく
- しみ、そばかすが多い
- 慢性的な肩こりや頭痛がある
- 生理痛がひどい 、塊がある
- 顔や唇の色が暗い
- ストレスに弱いと感じる
- イライラしやすい
- 自分の感情がコントロールができない
体の状態としては、一般的に血流が悪いと言われる症状が出ます。
血流が悪いといっても、ドロドロ血液で血が流れにくくなっているというわけではありません💡
ドロドロ血液は、高血圧を引き起こしやすいですが、この場合は血液スカスカ、つまり血流が不足しているために、低血圧のケースが多くみられます。
低血圧は高血圧に比べると,さほど重要視されていませんが決して軽く見てはいけません。
低血圧は朝起きられない・体がだるいということだけでなく、 肩こり・頭痛・めまい・耳鳴りなども引き起こすため、健やかな毎日を送ることに大きく支障をきたします。
ただドロドロでもスカスカでも、いずれにしても血液が細胞に届いていないことに変わりはなく、体の不調を招いてしまうのは必然です。
ただし血液スカスカは、これまで見てきた気虚・血虚を改善していくと自然と良くなるので安心し てください😊🎵
また、イライラしやすい・自分の感情をコントロールできなくなるといった状態になりやすく、自分でもそのことが分かっているので自分を責めてしまいがちです。
特に気滞瘀血の人は、 PMS(月経前症候群)になりやすい傾向があります。
多くの女性は生理前に、感情が激しくなり、気持ちのコントロールがしにくくなるという経験があると思いますが、これは自然なことです。
なぜなら生理前には、脳内の幸せホルモンセロトニンが一時的に減少しているからよ😰

胃腸を元気にして、しっかり栄養を吸収し血流を増やすことができれば、幸せホルモンの生成量を増やせます⤴⤴✨
PMSの症状を緩和するためにも、日頃の食事や生活習慣で質のよい血を増やすことを意識してみてください
最近の脳科学の研究で 、脳内の幸せホルモンが増えると、ストレスを感じにくくなるということが明らかになってるわ📝✨

身体の負担となるストレスが減れば、血管の緊張がとれ、ますます血流がよくなり、心も体も調子が良くなるという好循環がどんどん展開していきます🎵
血流が悪い原因は『空腹時間がない』こと💦
血をしっかり作るために、日常的に取り入れられることをご紹介します📖
ここでは『空腹の時間が大切』というお話をします💬
あなたはいつも決めている食事の時間が来たら、お腹が空いていなくても、しっかり食べるという生活を送っていないでしょうか?
例えば…
残業により、夕ご飯を取るのが遅くなってしまった後の翌朝、お腹が空いていなくても朝ごはんの時間だからといって、無理に食べていない でしょうか?
もしそうならば、あなたの血流が悪い原因は、間違いなく空腹の時間がないことにあります。
ここで、ぜひ覚えておいて頂きたいことがあるわ。
誰もお腹が空いて、グーッとなる経験をしたことが必ずあると思うの。
実はそれは、お腹が空いたのサインではないのよ💡


え~💦じゃ、なんなのよ?
食事をした後、およそ90分経過すると胃は空っぽになります。
そして消化活動をしているとき以上の強さでぎゅーっと収縮します。
以後その強力な収縮は空腹が続く限り、90分おきに15~30回ほど行われます。
では、なぜこの ようなことが起こるのでしょうか?🔎
それは胃腸を掃除するためです💡
この強い収縮による刺激は、 胃だけではなく小腸まで連続的に伝わっていきます。
そして胃や腸の中にある食べ物の残りカスや古い粘膜を剥ぎ取り、胃腸をキレイにしていきます。
お腹がグーッと 鳴っているのは、お腹が空いたという合図ではなく、胃が収縮して胃腸を掃除している音 だったんです😊✨
むしろ胃は掃除中だから、グーッと鳴っている時には、食べないで欲しいのか😁⤴

もし小腹が空いたからと、ちょいちょい食べ続けて胃の中が空っぽの『空腹の時間』がない状態だと、胃は掃除をする時間が取れません。
すると…
食べ物のカスが胃に残留し続け、腸壁が汚れたままになり、どんどん胃腸の働きが低下して、消化力が弱くなり、もたれたり十分な栄養が吸収できなくなったりします。
みんなは、1日の中にこの大切な空腹時間をどれぐらいとれてる?
あちきは…ないかも(;'∀')💧

いつも食べ物が手に届く場所にある現代の環境では、空腹になる時間をほとんど取れていない人が多く、胃腸は間違いなく休みたいと思っているはずです。
温度が37度もあるお腹の中では、残留した食べ物のカスはすぐに腐ります💨

腐ったゴミに囲まれても、働き続けなければならない胃腸…
そんな胃腸が消化のストライキである消化不良・胃もたれ ・胸焼けなどを起こすのよ💨💨
特に夜遅く…
食べるご飯は、胃腸の掃除ができなくなる ことによって、逆流性食道炎の大きな原因の一つとなっています。
毎日食べたものを一生懸命に消化し、大切な血液の源を作る胃腸にとって一番大事なのは…
1日の中で最も長い間、食事を摂らない”就寝時間”です。
その時間は、毎日小さな断食をしているようなものです💡
胃腸は、すっきりキレイになることができ、十分に消化吸収が出来ることによって健康が保たれます✨
今日から血の量を増やすためにできる事の1つとして、『空腹の時間』をしっかり作ることを是非心掛けてみて下さい😊🎵
まとめ
空腹の時間がないことは、血流が悪くなる原因の1つであることが分りました。
お腹がグーッと鳴っているのは、お腹が空いたという合図ではなく、胃が収縮して胃腸を掃除している音です🔊
胃がが空っぽになると、強い収縮を起こし胃腸の掃除をします💡
胃の掃除時間の確保のために…
『毎日空腹の時間をしっかり作ること』を心掛けていきましょう😊✨
今回の情報がみなさんのキラキラとした生活にお役立て出来れば嬉しいです🌟🌟
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