
『もぅ~ムカつく!!💨💨』
こんなネガティブなことを考えたり、思い出してしまうことありませんか?💧
そんなことばかりを繰り返しいると…
どんどんネガティブ感情の沼にハマってしまいます🤣🤣
今回は私たちはなぜネガティブな感情からなかなか抜け出せなくなってしまうのか?
ネガティブな感情から抜け出すにはどうすれば良いのか?
についてお伝えしたいと思います。
ネガティブな感情
そもそもネガティブな感情になりやすいというものは、元々持ってる性格にも大きく影響するのでしょうか?
以前、人の性格はそれぞれ生まれた時にほとんどが決まっていて、年を取るまでそれを引きずると考えられていました。
1990年頃からそんなに単純なものではないということがわかり、知能、性格、自尊心、芸術的センスは環境によっても大きく変えられるということが分かりました。
性格と遺伝の関係は、世界中で調べられていて色々な研究をまとめると…
知能60%~70%
性格30%~40%
自尊心40%前後
芸術的センス50%程度
となっています。私たちの環境次第で60%~70%は自分の性格を変えることが出来るということになります。
ただ…
日本人にはセロトニンが出にくいSS型の遺伝子を持っている人が多く、基本的に不安感やネガティブな感情が湧きやすいという特徴があります。
まず私たち日本人は、ネガティブ感情が湧きやすいということを踏まえた上で、ネガティブ感情が強い人はどんな特徴があるのかを理解しておいた方がその解決策が抑えやすくなります。
次にネガティブ感情が強い人がハマりやすい沼についてお伝えします。
ネガティブ思考の遺伝子を多く受け継いだ場合でも、慎重に物事を進められる、注意深く観察できるといった長所もあります。

ポジティブだから絶対に良いというわけではなく、食事と一緒でバランスが大切なのね💡
ネガティブ感情3つの沼
ここから私たちの『ネガティブ感情3つの沼』お伝えします。
思考抑制の沼
最初は思考抑制の沼からです。
例えば…とても嫌いな人のことを何度も思い出すことがあると思います。
嫌いな人や自分が考えてもどうにもできないネガティブな感情が頭から離れなくなってしまう…💦
そして、思い出さないようにしようとするだけで
どんどんネガティブ感情の沼にハマり込んでしまいます。
嫌なことを思い出さないように、考えれば考えるほど、その記憶に定着しちゃうんだ!

【実際脳の中で起こっていること】
『考えてもどうしようもない、考えないようにしよう…』と
一生懸命思えば思うほど、それを思い出さないように脳が実行するようになります。
その行動がネガティブなことを、より意識させるようになってしまします。
さらにここにもう1つ、その嫌なことが頭に入ってこないようにする監視機能の2つの脳の機能が働いてしまいます。

それって、忘れようとすればするほど、脳が勝手にその嫌なことを意識しちゃって、ますますネガティブ感情を考えちゃうってことね💡
これが1つ目の沼の正体で、嫌な出来事・嫌いな人を思い出さないようにすればするほど思い出し、それが記憶にどんどん定着していきます。
この心理研究はオーストラリアの実験でも明らかになっていて、仮に忘れようと強く意識し上手くで出来たとしても、無自覚の思考が残るという状況になってしまいます。
この時
同時に思考抑制をするには、どうすれば良いかが検証されています。
考えたくない嫌なことが頭に浮かんできた時は、全く別の何かを考えることで思考抑制ができるという結果になりました💡
もしネガティブな感情が浮かんできた時、そのネガティブな感情をポジティブにしようと考えるのではなく、
全く別のポジティブな事や全然違うことを考えるようにしましょう。
この方法は、回数を重ねるごとに思考抑制の能力が鍛えられていくので、気持ちの切り替えも早くなり、何かをどうしてもやめられない時にも有効な方法です💡
脳の可塑性の沼
2つ目は、脳の可塑性の沼です。
脳の可塑性というのは、簡単に説明すると脳のよく使われる思考回路がどんどん成長していくというものです。
私たちの脳は、外からの刺激によって構造的にも機能的にも変化していくことが分かっています。
指先を多く使う人は、その部分の脳が発達するってことだにゃ~

この脳の可塑性は、とても強力で考えただけでもその部分に関する思考回路が発達することがわかっています。
ハーバード大学大学院のアルバロパスクアルレネオ教授の研究では…
ピアノ演奏者に1週間の間、右手だけでピアノ練習の様子を思い描いてもらいました。
その結果…右手の指の動きを司る脳の運動皮質の領域が拡大していました。
たったの一週間で脳の構造が変わっちゃったじゃんかよ~

このようなことから…💡
嫌なことを忘れようとし、ネガティブなことを考えると脳の可塑性によって
その思考回路がどんどん強化されていくことになってしまいます🤣💦
例えば…
私たちが何か嫌なことがあった時、それを誰かとご飯に行った時に人に話すことで脳の可塑性が働く。
そして帰ってきて、家族に相談することで更に可塑性が働く。
寝る前に、もう1度振り返りまた更に…。🤣🤣
私たちは何もしなければ、1日で75%は忘れるという脳の機能を持っています。
ネガティブ思考の強い人ほど、こういったことを繰り返し行い、それに脳の可塑性が反応します。
そして、ネガティブ感情が大きくなっていきます。
そこからネガティブな情報を拾う脳の部分が発達し、もっとネガティブな情報や感情が強くなり、どんどん泥沼にハマっていってしまいます…💀💦💦
逆にポジティブなことを考えれば、当然ポジティブな感情に脳の可塑性が反応し、側坐核といったやる気や意欲に関わる部分が発達していきます。

ここには3対1の法則というのがあって、私たちはポジティブなことを1つ考えると、ポジティブな思考回路が1つ増えるんだけど、ネガティブなことを1つ考えるとネガティブ回路が3つ大きくなってしまうわ。
だからこのバランスを崩さないように、ポジティブ3に対してネガティブ1くらいの割合に考えるとポジティブ比とネガティブ比のバランスが取れるわよ✨
辛い時や悲しい時は、無理にポジティブに切り替えなくても良いとはいえ、いつまでもどうにも出来ないことを考え続けると、他のことに対するネガティブ思考も強くなっていくので、注意が必要になります。
腸脳相関の沼
3つ目は、腸脳相関の沼です。
腸で作られたセロトニンは、脳の門脈を通過することができず、腸のセロトニンは蠕動運動に使われます。
ただ脳に影響が0なのかというとそんなこともなく、腸のセロトニンは脳につながっている迷走神経を通して脳に腸の情報を伝達しています。
私たちの感情を動かしている、やる気ホルモンのドーパミンは、腸内細菌の働きによって作られたLドーパというものが原料となり、それが脳に届くことでドーパミンができます。
さらにそのドーパミンからノルアドレナリンも作られ、セロトニンはそのドーパミンやノルアドレナリンが暴走しないような調整役も果たしています。
なので…
腸内環境が悪化すると感情や思考にも影響を与えてしまいます。
どのくらい腸内細菌が正確に影響を与えるか?
カナダのマクマスター大学でマウスの実験💡
臆病なマウスと好奇心旺盛で活発なマウスを数匹選び出し、何がマウスの性格を決定づけているのか調査しました。
最初は分からず遺伝によるものであると考えられていましたが、ベルチック博士が腸内細菌の違いを発見しました。
そこで博士は、活発なマウスに臆病なマウスの腸内細菌を移植し、さらに臆病なマウスに活発なマウスの腸内細菌を移植しました。
すると…
見事にどちらともこれまでと正反対の性格になり、腸内細菌が性格にまで大きく影響していることが分かりました💡
またスウェーデンのカロリスカ研究所とシンガポールのジェノーム研究所の共同研究では…💡
腸内細菌を持たないマウスは、持っているマウスに比べ成長後に攻撃的な性格になり、危険な行動を取るようになりました。
そこで腸内細菌を持たないマウスに、腸内細菌を移植したところ、攻撃的で危険な行動がなくなり大人しい性格のマウスになりました。
結果…
腸内環境が悪くなるとストレスが溜まりやすくなり、ネガティブになる。
逆に脳がストレスを感じると腸の環境が悪くなる。
腸脳相関の沼にハマっちゃうにゃ…💦


そうね。
腸内環境を良くするのに日頃食べた方がいい食べ物や栄養をまとめると…
発酵性食物繊維を含むごぼう・大麦・もち麦・オートミール・玄米・キウイ・大豆・ブロッコリー・玉ねぎ・フラクトオリゴ糖・魚介類に含まれるオメガ3脂肪酸・納豆・麹・味噌・醤油・キムチなどの発酵食品でこれらを腸内環境の状態に合わせてバランスよく食べることが大切になってくるわ💡
まとめ
私たちの脳は普段からネガティブなことを考えていると、その部分の脳の機能が強化され、ますますネガティブになっていくという【脳の可塑性】が働いてしまいます。
また考えれば考えるほど、ネガティブなことを考えてしまい、記憶にどんどんネガティ感情が刷り込まれていきます。
これを回避するには、全く関係のないことやポジティブなことを考えるのが有効でした😊✨
このような沼は、無意識にハマってることがあると思います。
普段から自分の思考の振り返りをし、ネガティブな感情を上手くコントロールして幸福度をアップを狙ってみたらいかがでしょうか?✨

日頃から自分の思考の癖を見直していこうかしら💡
今回の情報がみなさんのキラキラとした生活にお役立て出来れば嬉しいです🌟🌟