メンタルヘルス

となりのサイコパス1⃣

『あなたの隣にもサイコパスが…💦』

あなたはサイコパスと聞くと、どのような人物をイメージしますか?💡

強盗や恨みを晴らすためといった目的もなく、人を何人も殺めてしまうような常人には理解できない心理を持った凶悪犯達…💀

あるいは、フィクションの世界に存在する反社会的行為に没頭するような強烈なキャラクター達…💀💀

そういった人物の多くは、サイコパスであると考えられますが、必ずしもサイコパスが皆、犯罪に手を染め異質な人生を送るとは限りません。

実はサイコパスの資質が備わっていながら、私たちの身近で普通に生きている人々も数多く存在します。

今後、自分の前にサイコパスが現れる可能性はゼロではありません💡

むしろ、長い人生においてサイコパスが目の前に1回も現れない可能性のほうが低いわよ😰💦

せりぃな

ほとんどの確率で、皆さんはサイコパスに遭遇するでしょう。

その時に対処法が分からず、痛手を負ってしまうことのないように彼らの特徴や心理をおさえておきましょう😊📝

サイコパスとはどんな人物?

サイコパスとは?

『サイコパス』という言葉は、近年メディアや日常生活の中でも

使われるようになりました。

サイコパスとは、主に異常心理学や生物学的精神医学などの分野で使用されている心理学用語で、精神病質(サイコパ シー)を有する人、つまり精神病質者のことを指します。

このサイコパ シーという言葉自体は、社会適用が困難とされている、いわゆる反社会的人格の中でも特に、連続殺人などを犯した凶悪犯罪者たちの人格を説明するものとして造られました。

ただ冒頭でも述べたように、犯罪者だけがサイコパシーを有しているわけではありません。

凶悪事件の犯人だを代表に、マイナス なイメージしかないように思われてきたサイコパスですが、実はその資質がある人々の大半は犯罪を犯すことがなく、普通に社会生活を送っているということも明らかになっています。

あなたの身近にいる人々の中にも、サイコパスの特徴として挙げられる要素を満たす人々が存在します。

サイコパスならではの特長を生かして、企業のCEOや弁護士や外科医など、社会の中核で活躍する人たちも少なくないといわれています。

国際的な精神科診断基準とされている、アメリカ精神医学会やWHOによる疾患の診断の手引きには、サイコパスという用語は使われていません。

つまりサイコパスは、医学の用語ではありません。

疾患者がサイコパスの特徴を満たす場合、医学的な診断名はサイコパスを含むより広い概念である、反社会性パーソナリティ障害とされています。

そのため医師から患者に対して、『あなたはサイコパスです』と言いわたされることはありません。

また研究者は、子どもに精神病質的特質が認められた場合、子供の将来などを配慮し、サイコパスと呼ばずに『無感覚非感情的特徴』略して 『CU 特性』と表現することが多いようです。

ここからはちょっと一緒に、サイコパスの脳がどうなっているのかを一緒に覗いていきましょう💡

せりぃな

サイコパスというのは先天性のものであり脳の感情のコントロールに関わる部位、情動反応の処理と記憶を主に担う部位の活動が、平均よりも低下しているということがわかっています。

そのため生来衝動的で他者の感情を共有できない傾向があります。

アメリカ精神医学会による反社会性パーソナリティ障害、つまりサイコパスの診断基準を見てみましょう💡

被験者が15歳以降で、次の7つの特性のうち3項目以上が当てはまる場合に疾患の可能性が考えられます。

  • 法律にかなって規範に従うことができない
  • 自己の利益のために人を騙す
  • 衝動的で計画性がない
  • 喧嘩や暴力を伴う昜刺激性(些細なことをきっかけに不機嫌な態度で周囲に反応しやすい状態)
  • 自分や他人の安全を考えることができない
  • 責任感がない
  • 良心の呵責がない

さていかがでしょうか?

これは今の自分に当てはまるかも💦と自己診断で思った人もいるかもしれませんが…

正確な診断のためには、最低1年以上できれば数年にわたる中期的な観察からの診察が望ましいとされています。

タイプ別サイコパス😎

サイコパスは大きく2つのタイプに分かれます🔎

衝動的でキレやすいなどの問題行動が多く、圧倒的脅威となりかねない、犯罪者となりやすいタイプの反社会性サイコパス

そして一般の人々と共に、普通の社会生活を送っている犯罪者となりにくいタイプである向社会性サイコパス、この2つのタイプに分かれます。

後者の向社会性サイコパスは、トークが巧みでプレゼン能力が高い・ストレスを感じにくい・プレッシャーに負けない・大胆な判断力を持つ・といったサイコパスならではの特長を活かし、社会的地位の高い仕事をしている人達の中に、割と多く存在するようです。

ただ、犯罪者になりにくいとはいえ、サイコパスの資質がもたらす良きせぬ事態に巻き込まれる可能性はあるので、普通の人と向社会性サイコパスの人を混同しない方が良いでしょう💡

当然偏見は避けるべきですが、普通の人に対する感覚で彼らに接さないほうが、トラブルに巻き込まれるのを回避できると覚えておくのが賢明です📝

彼らは喜怒哀楽といった感情の動きが、普通の人のようには起こらず、衝動をコントロールする自己抑制力が低いため、良心や理性が欠如していたり、社会の規範を守ることの必要性を理解できない場合があります。

犯罪を犯さない理由も、逮捕され自由を拘束され刑務所へ行かなければならないとなると、自分にとって不利益であるという判断をしているだけで、良心によるものではないと考えられます。

良心がないので、後悔や罪悪感を感じず反省することもありません。

例え、 反省を口にしたとしても、それはその方が自分にとって有益だろうという計算からの行動だと考えられます。

あらゆる行動は、自己の利益のためであり、利益を得るためであればどんな手段でも利用する、それがサイコパスの特徴です。

そして他者の気持ちを理解できない傾向にあるため、自分以外の人間にとことん冷淡というより は、無関心です。

他人に対して、喜怒哀楽を感じることがほとんどないので、他者の気持ちを理解できず、共感も同情も反発も起こりません。

なので、時々『それが人に対してすることなのか!?』と

いいたくなるような発言や行動で他者を傷つけたり嫌悪するのです。

目的は 1つ 、相手の反応を見て楽しみたいためです

サイコパスは常に退屈を感じていて、隙あらば刺激を求め衝動的に行動します。

リスクや危険を省みることがなく、普通の人からしたら良心が痛んだり罪悪感に襲われるようなことも、『このボタン押したらどうなっちゃうんだろう』くらいの感覚です😥

例え、何か問題が起こっても言葉巧みにいい、その場を取り繕います。

彼らは会話上手で、他者と打ち解けることも得意、自信に満ちて押しが強いため、他者の心を取り込むのが上手です。

ただそれがうまくいかなかった場合は、逆ギレして理不尽な行動に走ることもあります。

サイコパスは人を魅了したり、人から 称賛を浴びるような活躍をしながらも中身は常に自分中心です

他者を道具やボード ゲームの駒のように扱うため、利用価値がなくなれば容赦なく切り捨てます。

もちろん必要以上に、周囲を疑ったり恐れる必要はありませんが サイコパスの餌食にならないためには、振り込め詐欺などと同じく普段から心の準備をしておくことが大事です✨

あなたの身近に存在するサイコパス…😎

サイコパスと聞くと人の心を持っていない悪魔のようなイメージを持つ人が多いでしょう。

先ほどもお伝えしたように、サイコパスには、2つのタイプが存在します💡

人々にイメージされやすい、犯罪者となりやすいタイプの反社会性サイコパス

そして一般の人々と共に普通に社会生活を送っている犯罪者となりにくいタイプです。

実は大半のサイコパスは後者であり、普通に社会生活を送っているため、あなたの身近にいる人々の中にもサイコバスがいる可能体があるです

つまりサイコパスというのは、どこにでも存在するということ、そしてあなたは、これから遭遇する確率も高いということです💡

どこにでも存在し得るということは、もしかしたらあなたは、すでにサイコパスの人と接触している可能性があります…。

『こんな人いる!会ったことあるよ!』と

自分がターゲットにされたわけではないが、こんな現場を見たことがあるとピンとくるはずです💡

あるいは現在、人間関係で悩んでいて、、相手との間でトラブルが多いのは、その人がサイコパスの資質があるからかもしれないと気づくかもしれません✨

こんな特徴の人がそばにいたら要注意…💦💦

あなたの身近に存在するサイコパスの一例をご紹介するわ💡

せりぃな

【スーパーでパートを始めたAさんのお話💡】

Aさんは、スーパーでパートをはじめました。

そこで先輩パートのOさんに、仕事を教えてもうらことになりました。

Oさんは仕事をサーッと教えた後、さっさと自分の作業に戻ってしまいました。

詳しい作業の仕方が分からなく、Oさんに聞きにいきましたが…

『そんなことも分からないの?』と冷たく言われました。

その日、Aさんは『お先に失礼します。』と挨拶しましたが、

無視されてしまいました…😰

Aさんは、

『なぜ仕事を教えてくれないのか…?なぜ無視をするのか…?何か嫌われることをしたのかな…💦』と落ち込みました。

次の日…

出勤すると店長とOさんがいて、前日とは打って変わって機嫌が良さそうでした。

しかし店長がいなくなると、Oさんの態度が一変します。

Oさんは『どうして、あんなことも出来ないの?常識でしょ?!』

と言い放ち行ってしまいました…。

その日、Oさんからは帰りの挨拶もありませんでした

その日以降も、Aさんへの攻撃的な態度は続きました…

後日、店長からAさんが挨拶もしないで帰っているとOさんから告げられていると知りました。

無視をしているのは、Oさんなのに…💧

Aさんは事実無根の報告をされていたことに、再びショックを受けOさんの日々のいびりに、心身ともに疲れていきました…。

そして、とうとうパートを辞めることにしました。

後日…

Oさんと一緒のシフトになったパートの人は、なぜか次々と辞めていたということも分かり、改めてとんだ災難だったと振り返るのでした…💀💧

さていいか がでしょうか?

ひどい話ですが、誰もがこの類の話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

バイトではなくても、職場のひどい上司や地域コミュニティの先輩とかに、このような仕打ちを受けたという人もいるでしょう 。

Oさんは店長がいる前では、 Aさんに対して良い先輩として振る舞っていたんですが、店長がいなくなった瞬間に非常に冷淡になる・無視する・仕事を教えない・理不尽な罵倒といった、あらゆる方法でAさんを徹底的に排除しようとしたんです。

おそらく…特に理由などなく自分の退屈しのぎのために、明朗活発なAさんがどんな反応をするのか見たかったと言ったところでしょうか。

ではここで1限でお話したサイコパスと 考えられる人の特徴を振り返ってみましょう。

サイコパスの診断基準

  • 法律にかなって規範に従うことができない
  • 自己の利益のために人を騙す
  • 衝動的で計画性がない
  • 喧嘩や暴力を伴う昜刺激性(些細なことをきっかけに不機嫌な態度で周囲に反応しやすい状態)
  • 自分や他人の安全を考えることができない
  • 責任感がない
  • 良心の呵責がない

この7つの特徴のうち、Oさんは

②自己の利益のために人を騙す

③衝動的で計画性がない

⑦良心の呵責がない

に当てはまり、この3つの特徴を満たすタイプのサイコパスであると考えられます💡

サイコパスは当然のように、他者を支配下に置こうとし、そのようにすることが得意といった傾向があります。

基本姿勢が極めて自己中心的で、他者の感情に共感しにくい、または共感できないため、冷静な観察力と分析力と実行力を駆使して躊躇なく他者を攻撃することができます。

まさにAさんに攻撃的であったOさんは、この特徴に該当するでしょう。

またサイコパスには、自分が得をするためならば他者をボードゲームの駒のように、都合よく使いたいといった基本欲求があることも分かっています。

ちゃんもも

ゲームの駒って…😰💦

時々、『あいつは、使える』とか『あいつは、使えない』とかいう会話を聞いたことがあるけど…その類かしら?💧

せりぃな

時に、退屈のあまり刺激欲しさで相手に理不尽な暴言などを吐き、相手の反応を観察して楽しみ、用無しになったら簡単に切り捨ててしまいます。

常人には理解できないような行動ですが、共感性に乏しいサイコパスにとっては、他者との関係性を深めることに価値を置く、普通の人間の感覚こそが理解できないのです。

なぜならば、彼らにとって他者は自分の役に立つ道具・退屈しのぎのおもちゃのようなものだからです💀

Aさんはサイコパスの Oさんに、ターゲットにされてしまったことで、不運にあってしまいましたが、パートを止めることができたのは、不幸中の幸いだったと言えるかもしれません💡

なぜなら

サイコパスはメンタル面において、普通の人の敵う相手ではないからです📝

特に自分よりも強い立場にある人物が、サイコパスの特徴に当てはまり、その人にターゲットにされていることに気づいたら、いち早く逃げるのが賢明です。

サイコパスからの理不尽な敵意を、自分にに非があったせいではないかと考えたり、相手の体調が悪いのではないかとか、自分を納得させようとするんです。

逃げるという選択肢が遠のき、精神的ダメージを蓄積させていく ばかりです。

相手が攻撃してくるのには、理由があるのではないか・自分がどこか悪いんじゃないか、そうした一連の気遣いといったものは、サイコパスの思うツボです💀

彼らは人の感情を翻弄し、相手が動揺したりすることに面白さ・刺激を感じます。

しかし、その行為に悪気はありません。

利益を得るために、目上の人物の前では気持ち良い態度で行動し、 できるやつだと可愛がられるように、うまく振る舞います。

一方で自分より下と思われる人物、また自分にとって不利益となりかねない行動を起こした人物には容赦ありません。

冷徹な観察力と分析力で、相手の弱い部分を確実に突く攻撃を、手段を選ばずに繰り出してくるでしょう。

先ほどのAさんのように、サイコパスの餌食にされないように

彼らにロックオンされることは避けましょう💡

まとめ

サイコパスは共感性に乏しいため、他者との関係性を深めることに価値を置く普通の の感覚が理解できません。

当然のように他者を支配下に置き、聞い自分が得をするために他者を都合よく扱います😰

彼らにとって他者は、自分の役に立つ道具・退屈しのぎのおもちゃのようなものであり、必要無くなればバッサリです。

サイコパスはメンタル面において、普通の人の敵う相手ではありません。

次回『となりのサイコパス2⃣』では、

サイコパスと遭遇した時、どんなことを意識すれば良いのか対処法をお伝えします✨

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